通信制大学院で研究できる分野はどんなものがある?単位取得の方法も要確認!

文系から理系まで広く対応した大学院が増えている

通信制大学院は、定職に就いているため日中に通学ができない人や、自分のペースで時間をかけて学位の取得を目指したい人に向いています。研究が可能な分野についてはそれぞれの大学院の体制によりますが、文学や心理学、社会学といった文系から、情報工学や建築などの理系まで幅広い分野に対応しているところが増えています。また、大学院への入学を希望する人のため、入学選考の前に各分野の教員が研究の進め方について相談に乗ったり、効果的な研究方法についてアドバイスをしたりする通信制大学院もあります。そこで、入学後にスムーズに研究を進めるうえで、早期に自分にとって理想的な研究環境が整った大学院を見極めることが重要です。

自宅でレポート提出や期末試験の受験が可能なところも

社会人学生の数が多い通信制大学院の中には、スケジュールの都合上、対面形式の授業に参加できない学生のため、教科書やパソコンを使った学習システムを積極的に採用しているところもあります。特に、文系の学部・学科は実習やスクーリングなどの授業が必修でないところが珍しくなく、仕事や家事が忙しい社会人にもおすすめです。最近では、自宅で各科目の課題レポートの提出や期末試験の受験ができる通信制大学院も多くあり、忙しい人も時間を見つけて単位取得に向けて学習を進めやすくなっています。レポート課題の数や期末試験の有無、評価のポイントは、各科目の教員の方針によって異なるため、自分の学力や学習の進度などを考慮しながら履修計画を立てることが肝心です。

通学を基本とする一般の大学院とは異なり、自宅等での自習と一定期間のスクーリングを中心に学習することができるのが通信制大学院です。特に忙しい社会人や学びたい学校が近くにない人に適しています。